スイッチングレギュレータの基本原理は、昇圧モード、降圧モード、反転モードで動作するものです。ICなどの回路を内蔵していて、現在では、さまざまなタイプのものがスイッチングレギュレータとして販売されています。
制御機械としてのスイッチングレギュレータは、原理的には、昇圧モード、降圧モード、反転モードで動作します。
また、そのほかの原理としては、定電圧、定電流、定電力というモードも考えられています。
また、スイッチングレギュレータの種類としては、直流電力を別の直流電力に変換するタイプや交流電力を一定の直流電力に変換する整流装置で構成されているタイプのものが挙げられます。
スイッチングレギュレータの基盤部分となるICですけれども、現在では ECM(エミュレーテッド・カレント・モード)や、COT(コンスタント・オン・タイム)などの新しい方式で設計されたアーキテクチャが採用されています。
普通の人が、スイッチングレギュレータのICが不良だからと言っても、改修は不可能ですから、基盤部分には安定した動作を求めるのは当然でしょうね。
それでも、不良が出た場合は、アセンブリー交換しかありませんよね。
スイッチングレギュレータの回路の設計は、高周波の整流回路よりも,商用周波数の整流回路の設計の方が難しいと言われています。
これは、整流回路の電圧は平均値や実効値よりも最低値が重要であるということを認識しないといけないからでしょう。
あと、平滑回路のコンデンサ容量の求め方にも注意を払ってください。
設計を簡便に済ませたい場合は、部品数の少ないリンギング・チョーク・コンバータを使用すればよいです。
スイッチングレギュレータのモードは、昇圧モード、降圧モード、反転モードとあって、各モードに従って動作します。
さらに、別のタイプのスイッチングレギュレータがあって、これは定電圧、定電流、定電力という三つのモードで動作します。
こういったスイッチングレギュレータは、電圧降下をジュール熱として放出するシリーズレギュレータとは異なって、電力損失が少なく、高精度・高効率を得ることができるという利点があります。